「Irino Sketch」のたねあかし
個人新聞「Irino Sketch」(イリノスケッチ)のたねあかしです。
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玉城徹詩集『春の氷雪』(昭和23年・河出書房)より、詩篇一つ。



玉城徹

うつむける
ひたひ、眸に、
炉の炎、紅くひらめく。
いくさより、やぶれ帰りし者を見よ。
外の面に雪はうち舞ひつつ。

みちのくの山河のひかり、
くらくまとひ、
いくさより土に帰りし者を見よ。
うたがふすべも無き者を。
掌(て)は北風に曝しつつ。
 
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講談社文芸文庫編『福島の文学 11人の作家』(宍戸芳夫選)を読む。

良い企画だな。
講談社文芸文庫編『福島の文学 11人の作家』(宍戸芳夫選)。

福島の文学

島尾敏雄もちゃんと入ってる。
 
 

「洪水」第11号

洪水11

詩と音楽のための「洪水」第11号に、

「映画の、映画による、映画のための、切断」という、

映画論を寄稿いたしました。

http://www.kozui.net/kz11.html

侯孝賢(ホウ・シャオシエン)の『悲情城市』(1989・台湾)

という映画について書いています。

http://youtu.be/o5_TNMpsiQo

映画ジャンルとしての叙事詩的映画(エピック・フィルム)ではなく、

いかに、この作品が〈叙事詩としての映画〉たり得ているか、

また、その両者の差異は何か。

そして、この作品が、歴史=物語=権力の侵入に抗い、

真の映画となり得ているのは、なぜなのか。

そういったことを書きました。

台湾には兵役(徴兵制)があり、侯孝賢自身も経験しています。

今回の拙論では、この〈兵役〉が重要な意味を持っています。

お手に取る機会があれば、お読みいただけると幸いです。

 
 

歳晩シネマ2011☆

今年も「歳晩シネマ」の季節を迎えられたことを感謝しつつ、ぼくが1年間に見た映画55本の中から、特に良かった作品を以下に記します(順位なし、見た順です)。



・ゴダール・ソシアリスム(ジャン=リュック・ゴダール)2010 フランス


・海辺のポーリーヌ(エリック・ロメール)1982 フランス


・敬愛なるベートーヴェン(アニエスカ・ホランド)2006 イギリス、ハンガリー


・生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(森崎東)1985 日本


・グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー)2005 アメリカ


・ビッグ・フィッシュ(ティム・バートン)2003 アメリカ


・恋愛睡眠のすすめ(ミシェル・ゴンドリー)2006 フランス、イタリア


・コクーン(ロン・ハワード)1985 アメリカ


・ジェシー・ジェームズの暗殺(アンドリュー・ドミニク)2007 アメリカ


・ジャッカル(マイケル・ケイトン・ジョーンズ)1997 アメリカ


・アフリカの女王(ジョン・ヒューストン)1951 イギリス


・スライディング・ドア(ピーター・ハウイット)1997 イギリス、アメリカ


・麦の穂をゆらす風(ケン・ローチ)2006 アイルランド、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン


最近とみに思うのは、映画における〈フィクションの機能〉ということ。「フィクションを信じ抜く段階を踏んでこそ、現実世界の真実を見抜くことができる」というのが、震災後のぼくの持論になっています。それがどういうことなのか、これから自分自身、じっくり考え続けていこうと思っています。

来年も、1本でも多くの良い映画を見られますように。


生きてる

グッドラック

麦
 
 

歳晩ブック2010☆

590085.jpg



さて、今年は映画だけでなく、
今年読んで良かった本を挙げてみます。
順位はつけていません(読んだ順です)。



・吉田健一『ロンドンの味』


・高峰秀子『わたしの渡世日記』上・下


・中島敦『山月記・李陵』


・ジル・ドゥルーズ『ニーチェの哲学』


・ヴァルター・ベンヤミン『シュルレアリスム』


・志賀直哉『小僧の神様/城の崎にて』


・島尾敏雄・小川国夫『夢と現実』


・モーリス・ブランショ『カフカ論』


・志賀直哉『清兵衛と瓢箪/網走まで』


・阿川弘之『志賀直哉』上・下


・グレン・グールド『グレン・グールドは語る』


・三島由紀夫『午後の曳航』


・三島由紀夫『女神』


・渡辺一夫『人間模索』


・ミランダ・ジュライ『ここにいちばん似合う人』


・三島由紀夫『不道徳教育講座』


・三島由紀夫『真夏の死』



今年は、今さらながら、志賀直哉や三島由紀夫の
良さに気がつきましたが、今年刊行のミランダ・ジュライ
『ここにいちばん似合う人』が特に印象に残りました。
世界の文学もまだ捨てたものではないですね。
ミランダ・ジュライは『君とボクの虹色の世界』という、
素晴らしい映画を撮ってもいます。



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